BMW Z3Mクーペ アイドリング不調

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入庫時の状況

温間時のアイドリング回転が安定せずハンチングして吹け上がりがスムーズではありません。

作業内容

始動後にアイドリングが落ち着き、水温も安定して暫くすると『ドドッ、ドドッ』とエンジンが振動して明らかに点火系のリーク症状でした。I/Gコイルへの熱対策でしょうか?社外のプラグコード用いてI/Gコイルを移設してあります。コードには複数のリーク跡があり、点火不良となっていました。しかし、社外コード使用の為、純正のサプレッサー(ダイレクトコイルの先端パイプ)が付いていません!結局、I/Gコイル6本とスパークプラグも同時交換となりました。試運転が終わり、次の日に様子をみてアイドリングで2~3分程経つと『ウォーーン』とエンジン回転数が1500回転以上も・・・。診断するとアイドリング信号の入力がありません。こちらはスロットルスイッチの交換で解決です。今回の作業でエンジン調子は良くなりましたが、本来の吹け上がりではありません。そこで必ず体感できるツール、エンパイロパージを施工しました。こちらはインテークマニホールドやインジェクター、スロットルボディーに堆積したガムやワニス等を取り除き、適正な空気の流れを取り戻しエンジンパワーを蘇らせます。作業後はアクセルを踏んだ瞬間より違いが分かる程の鋭い吹けに戻りました。